7月18日(土)のワンデイギャラリーでご紹介する作家、宮嶋恵子さん。
前回ブログで、一貫して「りぼん」をテーマに制作している、と書きましたが
どんな「りぼん」なのかご紹介します。
上の作品は油彩で描かれています。
不思議な絵ですね。うーん、なんでりぼんが消えていくのか。それとも表れているのか。
色彩もあいまって、かっこいい、とても素敵な作品です。
こちらは和紙に水彩絵の具で描かれています。
この作品には鳥とお花も少しありますが、幾何形体を強調したりぼんが中央に。
写真ではわかりづらいかもしれませんが、りぼんを通して青い鳥が見えています。
私が最初に宮嶋さんの作品を目にしたのは、宮嶋さんが参加しているアーティストグループ「絵社(かいしゃ)」が作っている絵本の1ページでした。
5人の作家が1ページずつ担当するその絵本は、インドのタラブックスに影響を受けて作られたそうですが、
こんなにお洒落で素敵な世界を表現している作家がいるんだと、うきうきした気持ちになりました。
(ワンデイギャラリーでは、絵本も参考に持っていきます!)
2019年制作の作品です。
同じりぼんモチーフですが作品がどんどん変化していくのがわかります。
こうして作品を見ていくと、「りぼん」で宮嶋さんを定点観察しているような気持にもなります。
少し拡大するとわかりますが、宮嶋さんの作品は何度も塗り重ねられています。それゆえ、つやつやしているのですが、
こうしてインターネットで作品のご紹介をしていて思うのは、やはり質感まではお伝え出来ないという事です。
実物を見ていただくのがベストではありますが、東京ではまた新型コロナが拡大しています。
あまり積極的に見に来てください、とは言えないので、今回の展示ではなるべく色々な角度から作品の写真を撮って、後日、質感を少しでもお伝えできればと考えています。
宮嶋 恵子 Miyajima Keiko
神奈川県茅ヶ崎市に生まれる
2010 武蔵野美術大学油絵学科 卒業
2010 ◇武蔵野美術大学卒業・修了制作展 武蔵野美術大学本校
◇五美大卒業・修了制作展 国立新美術館(六本木)
◇グループ展「創バカvol.1」展 中野ギャラリー302(中野)
◇アートアワードトーキョー丸の内2010 行幸地下ギャラリー(東京・丸の内)
2012 ◇3人展「地球で遊んだり泣いたり浮かんだりしている」 ギャラリー・ルデコ(渋谷)
2013 ◇第49回神奈川県美術展 入選 神奈川県民ホール(横浜)
2019 ◇2人展「憂鬱とリボンと」 Ravi3Cafe (藤沢本町)
絵屋のワンデイギャラリー7月
島田北斗・宮嶋恵子の作品展示
2020年7月18日(土)、12~17時
入場無料
会場:COMMUNEBASEマチノワ
〒194-0021東京都町田市中町3丁目10-6
※当日は在廊者のマスク着用、手指の消毒液の設置、換気の徹底をして、新型コロナ感染予防に努めます。
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