村上悠さんと作ろう切り絵ワークショップレポート

12月15日(日)、「切り絵作家 村上悠さんと作ろうー切り絵のお正月飾りー」ワークショップを開催しました。


上悠切り絵ワークショップ

参加者の方は、切り絵は全く初心者の方から、おうちで本を見ながら作っていたという方、初心者だけど日ごろは木彫を嗜むという方などなど、
様々なスキルの方が集まりました。

村上さんがたくさんの図案を用意してくれたので、選びたい放題でホクホクです。

簡単な説明を受けた後、制作に入ります。

「あれれ、思ったより細かい!!!」と、切り絵ワークショップ2回目でちょっと余裕で取り組んだ筆者、焦ります。

「あれ、、、」とか、「むむ、、、」とか言葉にならないうめき声がたまに聞こえます。
しかし、皆さん順調に切り進んでいきます。

1時間過ぎた頃、日ごろから木彫などを趣味にされている方、切り抜きが終わりました!
村上悠切り絵ワークショップそーっと、抜いて、台紙に貼って出来上がり。
とっても嬉しそうです!
下絵から一緒に抜いた黒い部分も作品になりそうです。
「やっぱり男性的ですね~」と、村上先生。
図案は一緒でも切る人によって線が変わって全然違う作品になるんですよ、とおっしゃっていました。

こちらの方は、まだまだ時間があるので2つ目の作品にとりかかます。

 

続いて、家で切り絵を楽しんでいる方が出来上がり。

お上手ですね(^^)
こちらの方は、お正月だけではなく、一年飾れる作品を制作とのことで、続いてお花の図案に取り掛かりました。

 

切り絵は初めて、という方、2時間半ほどかけて出来上がった作品です。
「出来たー!」と、とっても良い笑顔です。
先生の図案を使っているのですが、なんだか優しさの増したねずみになっています。

村上悠切り絵ワークショップ

さてさて、村上悠さんのワークショップといえば、先生に切り絵落款を作ってもらえるという特典が!!

村上悠切り絵ワークショップ

皆さんのお名前の一字から先生がその場で(あっという間に!)切り絵落款を造って下さいます。
1.5㎝ぐらいの大きさでしょうか。
とっても素敵です。



村上悠切り絵ワークショップ吹奏楽部でサックスを吹いている中学生は、先生のネズミの図案と自分のサックス図案のコラボ作品です!
落款の「大」の字も作品にぴったりですね。

村上悠切り絵ワークショップネズミとお花のコラボを作った方、台紙を水色にしてとってもお洒落です。

 

2作品作った方。
どちらも完成度が高いです!!

村上悠切り絵ワークショップ

今回のワークショップ、13時から17時までとかなり長い時間をとっていましたが、
こうした手を動かす事が好きな方にゆっくり楽しんでいただけて、本当に良かったです。

村上悠切り絵ワークショップマチノワで仕事の合間を縫って参加して下さった方、2枚重ねたシンメトリー作品に取り組みました。
ねずみがいっぱいです!


会場には村上さんの作品も持ってきていただきました。

村上悠作品1

村上悠作品2
作品の構想にはとても時間がかかるそうですが、制作時間は約1時間とのこと!!
早いですね~。


そして、このワークショップのために造って下さったのに出しそこなった、と最後に出てきたねずみの作品、可愛い~

切り絵は一人でも出来そうな気がしますが、ちょっとしたコツを教えて貰ったり、
限られた制作時間で集中して作る事で、その人らしさが滲み出るオリジナリティのある作品を作れるのでは、と思いました。
他の方が制作する姿も良い刺激になります。

また是非開催したいワークショップです!


※おまけ※
何気なく置いてあった雑巾ですが、先生の自作だそうです。道具の端々もお洒落な先生でした(^^)

石橋佑一郎さんと作ろう木版画ワークショップレポート

石橋佑一郎木版画ワークショップin絵屋

12月8日(日)に開催された「木版画作家 石橋佑一郎さんと作ろうー多色刷りの年賀状」ワークショップ

諸事情あって、12月8日、一日で制作する事になりました。

木版画をゼロから完成まで、いち日で作るというがっつりした内容、剛の者でなければこなせないハードなワークショップを強行したのには訳があり、今回参加者6人の内3人が某芸大出身の20代の若者、そして浮世絵大好き版画が趣味の中学生、30年前に美大を出たとりあえず色々作れる人(私)、というメンバーに、日ごろから版画に造詣の深いマチノワディレクター山本氏が「摺り」のみで加わり、これなら行ける、と踏んでの事でした。

と、書くと大げさですね(^^;すみません。

わりと、のんびり、和やかムードでスタートしました。

石橋佑一郎木版画ワークショップby絵屋
講師の石橋佑一郎さん

 

皆さん、オリジナルの図案で制作です。
石橋先生が分版や見当について、丁寧にご指導して下さいます。
今回は内見当で作ります。

見当鑿という専用の「のみ」があることを初めて知りました。
石橋佑一郎木版画ワークショップby絵屋

分版に少々頭を悩ませつつも、サクサク進めていきます。

 

そんな中、摺りに特化した山本氏、石橋先生の猫の図案に「ネズミをプラスして」と依頼。
子年の年賀状で猫がネズミを押さえつけているという、
猫好きならではの図案をオーダーメイド。


せっせと摺り上げていきます。

石橋佑一郎木版画ワークショップby絵屋

 

 

彫る、ひたすら彫る。

「腕、痛い、、、明日は筋肉痛。。。」というつぶやきが聞こえます。

石橋佑一郎木版画ワークショップby絵屋

 

 

皆さん4時前に彫りあがり、摺りのスタートです。

 

石橋佑一郎木版画ワークショップby絵屋

追い込み慣れしてますね~
時間の経過と共に集中力が増していきます。

 

最後は皆さんの作品から、これはというものを数枚並べて品評会です。

 

 

石橋佑一郎木版画ワークショップby絵屋ワークショップ前日に何気なくタブレットで描いたイラストを木版画にした作品です。
デジタルで描いたイラストを木版画というアナログで作品にするという新しい技法を開発!?
色や版の重ね方を少しずつ変えています。
ミュージアムショップで売っていそうな作品ですね。

 

石橋佑一郎木版画ワークショップby絵屋藤の花と蝶々です。
この方の版、実は藤の弦一本だけを彫ったものなんです。
見当をいくつかつけて、版を少しずつずらして摺るという本職がデザイナーさんならではの発想!!
そんな知的な制作過程を感じさせない、なんともいえない桃源郷のようなほんわかした世界観がまた素敵。


今年旅行に行った北海道の釧路湿原の樹氷を表現したという作品。
本当に一日で作ったんですか?と、間近で制作過程を見ていても聞きたくなりました。
木だけの版もとても素敵です。

 

浮世絵好き中学生、石橋先生のアシストもあり、細かい部分も彫り上げられました。
小槌の色を変えて、変化を楽しみました。

石橋さん図案、山本さん摺りの猫、貫禄ありますね~。
絵の具の量を調節して、黒猫、斑模様、灰色猫と色々な猫が出来ました。

写真では逆さまに写っている水色の洋服の女の子が筆者作。
前回のワークショップの時に版がずれてしまい、半年悔やんでいたので今回リベンジです。
「まあまあじゃない(´_>`)?」と喜んでいます。


皆さんさすがの完成度、そして木版画に熱く燃えた一日でした!!



参加者の方から、「次回も参加します!」との嬉しいお言葉をいただいたので

その場で、第3回開催も決定いたしました!!


 

 

 

 

 

切り絵WSのフライヤー配布中です。

村上悠切り絵
村上悠切り絵

「切り絵ワークショップのフライヤーに」と、講師の村上悠さんがこんな素敵な切り絵を作ってくださいました!!

お洒落なタートルネックセーターを着たネズミ、
アラン編みのセーターっぽいですね。ふんふん。

よくよく見ると、空に浮かぶ月の中には猫が。
ネズミは月の中の猫に恋をしているんでしょうか?
(怖いもの知らずですね。。。)
「恋をしている」という表現に、なんだかノスタルジアを感じるジャスフィフ筆者です。

村上悠ワールド炸裂のこちらの作品

村上悠切り絵フライヤー

このような絵葉書タイプのフライヤーにしてみました。

只今、町田の各所に置かせていただいています。

見つけたら是非お持ち帰りくださいね!

12月15日開催の村上悠さん切り絵ワークショップの詳細はこちら

 

11月30日(土)ワンデイギャラリーレポート

20191130eya-onedayrealshop-zentai

11月30日(土)、COMMUNEBASEマチノワで開催の絵屋ワンデイギャラリーの様子です。
前回とは異なる小さなお部屋での展示、またまた上手く作品を飾れるのか一抹の不安と共にマチノワに突入したわけですが…

今回は、とっても居心地の良い空間が出来ました。

20191130eya-onedayrealshop-zentai
大森牧子作品とNatsuco作品


もう、ここのすみっこに住み着きたい、、、



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木目の内装に赤いブラインドの北欧チックな空間に、不思議と似合うNatsuco作品。

 

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今回も中台ブルトン真帆の猫がたくさん。
猫を2匹飼っているというお客様が、じっくり眺めていらっしゃいました。

 

 

 

 

 

11月16日(土)ワンデイギャラリーレポート

中台ブルトン真帆作品
11月16日(土)、COMMUNEBASEマチノワで開催の絵屋ワンデイギャラリーの様子です。
実は、このマチノワの木目たっぷりの内装に一抹の不安を持ちながら進めてきた企画でした。

全面木目の壁、木という素材を生かした調度品、そもそも壁が少ない、、、と、

マチノワの内装は大好きですが、一般的な画廊は白い壁が基本です。

おそらく作家も白い壁を想定して作品を作っている事が多いのではないかと思います。

そんな訳で、作品を運び込んだ時はちょっと自信がなかったのですが、

ただの杞憂でした。
全て飾り終わったら、とっても素敵な空間が登場しました!

 

大森牧子作品

作品の力ですね~。
木目とマッチして、パワフルな空間を創った大森牧子作品です。

 

 

中台ブルトン真帆作品

たくさんの猫が、たたずんでいます。

 

 

 

 

Natsuco作品

この写真がちょっと、いや、かなり惜しい感じです。。。
(Natsucoさん、ごめんなさい )
本物はとても開放的な空間となっています。
大きい方の絵「ミライノスキマトキオク」は男性に人気がありました!

 

 

 

今回の展示で大きな課題となったのは、私の撮影技術でした(^^;

 
この心地良い空間をもっと上手にお見せ出来るよう精進して参ります。


ところで、この空間に一日いたら、お肌がつるつるになりました。

多分、目からの刺激で脳がマッサージされてる感じになったのではないかと思っています。

アートってなんの為に必要なのか問われることがありますが

次に聞かれたら「脳のマッサージです。」と答えてみようかと思います。


次回は11月30日(土)、同じくCOMMUNE BASE マチノワでの展示ですが、

お部屋が変わって、入り口付近の小さいスペースでの展示となります。

どんな風に作品を展示できるか、今から楽しみです。
 
 

 

11/16(土)ワンデイショップNatsuco作品

Natsuco 「ミライノスキマトキオク」 S3、3枚組

Natsucoの油彩画です。

S3号の3枚組ですが、1枚1枚別々に飾っても素敵です。

Natsuco「トチュウノカコトクジラ」 F0、3枚組

こちらも分けて飾れます!(「2度美味しい」と本人がいっていたような…)

 

 

Natsuco 「power spot]

お花の絵は、何とも言えず魅力的。

 

 

 

 

NatsucoのBO-SHI CAFEシリーズ(F0×4点)

こちらは「BO-SHI CAFE」シリーズです。
時計回りに
ビスケットの帽子、コーヒーの帽子、ドーナッツの帽子、プリンの帽子

楽しいNatsucoワールド、是非ご覧下さいね。

 

 

 

 

11/16(土)ワンデイショップ中台ブルトン真帆作品

中台ブルトン真帆のたくさんの猫達

フランスに20年暮らす中台真帆は、この夏、1日1枚の猫を描きました。

素材はアルシュ紙に墨と胡粉

保護猫や野良猫の座像をテーマにしたとのことです。

猫の作品は全部で30点余り

たくさんの猫達に会いに来てください。

2019/11/30 ワンデイギャラリー開催します。

大森牧子作品

11月16日と30日に町田中町3丁目のCOMMUNEBASEマチノワで
ワンデイギャラリーを開催いたします。

大森牧子、Natsuco、中台真帆の3人の作品を展示致します。

写真は大森牧子作品です。

 

さて、3人の作家の展示タイトルをつけてみました。

”Often you have to rely on intuition.”
「しばしば、直感が頼みの綱になる」

ネットで調べると、ビル・ゲイツの名言として出てきます。

この3人の作家たちに
直感について聞いてみたわけではありませんが
筆の勢いなどをみるに
聞くまでもなく、直感の大事な作家たちです。

私も絵を描きますが
絵を描くという行為は
反射神経を必要とするスポーツに似ているな~と、
大人になってスポーツをするようになってから気が付きました。
ちなみに子供時代はほぼ運動というものをしなかったので
そういった共通点には気が付きませんでした。

大人になって知ることって本当にたくさんありますね。

展示の紹介からずれましたが

よろしくお願い致します。



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